外食でも介護食を楽しめるような社会に

 今年3月に農林水産省が新しい介護食の提供方法について、事業者向けのガイドラインを発表した。新規参入する企業も増えているが、入手の手段は相変わらず通信販売が中心で、スーパーやドラッグストアでの品揃えは一向に変わる気配がない。超高齢化に突入したいま、一刻も早い販売経路の拡大が望まれる。

 市販品の普及もいまひとつな中、外食を楽しむとなると介護食に対応したレストランや飲食店はほとんどない。家庭料理ではなかなか味わえないプロの料理をたまには家族みんなでゆっくりと楽しみたい。

 おせち料理の「松風」「きんとん」「錦卵」、フランス料理のテリーヌ、フランなどの伝統的な料理は、噛むチカラ・飲み込むチカラが弱くなった人でも食べやすく見た目も華やかだ。

 プロの調理技術を生かした介護食を外食でも楽しめるような社会に早くなってほしいものだ。

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