やわらかいってどれくらい?と、考えさせてくれた里芋

 

 里芋を見かけると「テゴワイ」と思う
 まるで赤ちゃんと母親のような食生活の始まり

—¢ˆðƒLƒƒƒ‰ƒNƒ^[ スーパーで里芋を見かけると、「ん〜〜食べにくくてテゴワイのよね〜」と思ってしまいます。夫がこの里芋を食べるのに苦労したので、大好きな里芋を手に取る時、決まってそんな想いがよぎります。

 手術で咀嚼(噛む力)に重度の障害があり、マヒも残っている夫のために、いつもよりやわらかく煮た里芋を、小さく切って出してみました。

 何やらモゴモゴと格闘している様子の夫。困り顔の夫の口の中を見てみると、飲み込めないまま残った里芋が。マヒがあるので、口に残っていても本人はそれさえもわからないんです。「口の中をツルツルっとあちこち遊ぶんだよ。」と夫。

 里芋のぬめりってよくよく洗ったつもりでも、残るんですよね。このぬめりに栄養もあるし、おいしさでもあるんですけれど。

 それならばと、煮物をペースト状につぶしてみました。

 里芋の粘着性ってすごく強いんですね。つぶしてあるので噛むのは楽になるはずが、口の中でお餅のようにべちゃーっとしたまま、これまた飲み込めずに残ってしまいました。

 やわらかいって、どれくらい?
 ゆっくり慎重にモグモグ、見守るわたし

 ペーストがダメなら、もうちょっと緩くしてみようと出し汁を足してとろっとしたピュレ状にしてみたら、ゆっくり慎重にモグモグとしてから、ウンウンとうなずいてやっと「おいしい」と言ってくれました。

 初めて食べるものに戸惑う夫、それを心配そうに見守る私。なんだか赤ちゃんとその母親みたいですけれど、ほんとうにそんな感じの食生活がスタートしたのでした。

 煮物ばかりでは飽きてしまいます。蒸してピュレ状にした里芋に、柚味噌、胡麻味噌、肉味噌をかけたりして、バリエーションをつけると喜んでくれました。

 こうして「やわらかいってどれくらい? 飲み込みやすいってどういうこと?」について考えさせてくれた野菜のひとつが里芋でした。こういう、ちょっとしたこと、病院では教えていただけなかったんですね。

 「やわらかいもの」と言ってもいろいろ
 食事指導があるなら、ぜひたくさん質問を

 退院後の食事の注意点としては「やわらかいもの」。それだけでした。摂食嚥下障害看護認定看護師の方に何度尋ねても同じ答え。

 夫の場合、飲み込む力には問題がありませんでしたが、大きな手術で噛むチカラに大きな障害がありましたから、やわらかければ何でも食べられるかというとそうではありません。

 ひとくちに「やわらかく」といっても、煮れば煮るほどトロトロにやわらかくなるもの、やわらかくても粘りがあるもの、筋が残るもの、それは食材によって大きく違います。

 大きさや切り方も大事です。人参をやわらかく茹でたら食べらるひと、それをさらに小さく切らないと食べられないひと、ピュレ状にしないと食べられないひと、、、、やわらかさだけでなくて、さらに形状についても。

 病院を退院する時に食事指導があれば、どういう食材が食べにくいのか、そしてそれを食べやすくするには具体的にどのように調理すると食べやすくなるのかをお尋ねになるといいと思います。やわらかければ何でも食べられるわけではないということを知ったうえで、たくさん質問してみてくださいね。

 ということで、今晩のおかずは大好きな里芋の煮物です♪

 

 

 

 

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