やわらかい・飲み込みやすい
料理に少量加えるだけで甘み、風味、旨み、コクを足すことができるのが「ちょい足しピュレ」。そんな魔法のピュレがあるの?と思われるかもしれませんが、ふだんの料理でも、これがあるとコクが出る、旨みが出る、とお感じの食材があるはず。それらをピュレにして冷凍ストックしておくのです。
その、“味のある実力派”が「ミックス・キノコのピュレ」、「スポード飴色玉ねぎ」、「ソーセージのピュレ」の3つ。
玉ねぎの甘みは実は野菜の中でもトップクラス。ちょっと意外ですよね。辛味成分が強過ぎて甘みを打ち消してしまっているんです。加熱することで、辛味成分が取り除かれ甘みが凝縮し、カラメル化して「香り」も増します。
キノコの魅力と言えば、その香りですが、旨味もぎゅっと詰まっているんです。キノコの旨味成分「グアニル酸」は「グルタミン酸」「イノシン酸」と並び三大旨味成分のひとつです。
ソーセージの主原料の豚肉に含まれるイノシン酸は旨味成分です。ピュレ状にして少量使うだけでも料理に「旨味」と脂肪の「コク」を足すことができます。
飴色に炒めた玉ねぎ、キノコ、ソーセージには「甘み、風味、旨味、コク」がぎゅーっと詰まっています。
これらを冷凍してストックしておき、「ん、何だか物足りない味だな」という時に、ササっと出して、いろいろな料理にポンポン足すだけでいつもの料理がワンランクアップすること間違いなし!です。
つるつるとした食感が誤嚥(ごえん)を招きやすいキノコも、ピュレ状にすればいろいろな食材に混ぜ込んで安心して食べられます。
また、ソース類もたくさん作って小分け冷凍しておけば、味付けも簡単、和洋中のバリエーションも広がります。
ホワイトソース、トマトソース、ミートソース 、バジルペースト、麻婆たれ、チリソース、白和え衣、練りみそなど、料理のレパートリーを広げるのにソース類が一役買ってくれるのです。
例えば、ホワイトソースをほんの少量を卵に混ぜれば、いつものスクランブルエッグがリッチに変身。ミートソースを少しだけポテトピュレに混ぜれば一気にボリューム感もコクもアップ。マヨネーズにほんの少しのバジルペーストを混ぜるだけで一気にイタリアンに!
「おや、今日はまたいつもと違うね」と、食べるひとの関心も食欲もアップさせちゃいましょう。
<ピュレの作り方はこちら>
●玉ねぎとじゃがいものポタージュ
「ポテトのピュレ」と「スピード飴色玉ねぎ」をブイヨンとともに電子レンジにかけてミキサーにかけるだけで、あっという間にポタージュができます。
料理写真をクリックするとレシピページを表示します。
●ミックスきのこの洋風茶碗蒸し
「ミックス・キノコのピュレ」に「スピード飴色玉ねぎ」と牛乳と生クリームと卵を混ぜて、蒸し器で蒸せばキノコの香りと風味ぎゅっと詰まった洋風茶碗蒸しができます。
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●ポーチドエッグのトマトソース添え
手軽にできるポーチドエッグ(落とし卵)はソースを変えるだけで、いろいろな味のバリエーションを楽しめます。