高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥に関係している!
死因の上位を占める肺炎の原因に
誤嚥(ごえん)が大きく関わると、まだ周知されていないのでは
最近、テレビCMで「65歳からの肺炎予防のために肺炎球菌感染症の定期接種を」と、注意喚起のメッセージをよく目にします。
厚生労働省の平成26年人口動態統計月報年計(概数)から、日本人の死因の第3位が肺炎、主な死因の9.4%にあたることがわかります。
そして、肺炎で亡くなられる方の95%以上が65歳以上の高齢です。
肺炎の原因として、風邪やインフルエンザの他に見逃してはならないのが、誤嚥です。
日本呼吸器学会のサイトによると「高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係していると言われている」とのこと。
肺炎で亡くなる日本人の多くは誤嚥が原因?
これらを総合して考えると、肺炎で亡くなる日本人の多くの高齢者は誤嚥性肺炎が原因?と読み解けます。
誤嚥による肺炎「誤嚥性肺炎」は、細菌が唾液や胃液とともに肺に流れ込んで生じる肺炎です。高齢者や病気で体力が弱っている方は、むせたり咳き込んだりして誤嚥した異物を体外に吐き出す反射反応が遅れてしまうため誤嚥しやすくなります。
死因の上位を占める肺炎の原因に、誤嚥が大きくかかわっていること。まだ、周知されているとは言いがたいのでは。心配です。
●参考リンク
厚生労働省平成26年人口動態統計月報年計(概数)日本人の死因順位PDF
日本呼吸器学会「高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥に関係していると言われる」
Healthil[ヘルシル] | 健康医療情報まとめメディア
「誤嚥性肺炎!!って多いの!?死亡率は!?どんな方がかかる!?」
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